国際機関日本アセアンセンターは2026年5月11日、12日にインドネシアにて開催された「第2回日本インドネシア環境ウィーク」に参加しました。環境ウィーク内公式セッションとして、インドネシア貿易省との共催およびクリーンオーシャンマテリアルアライアンス(CLOMA)協力のもと「循環型バリューチェーンにおける共創:日本の環境技術投資がつなぐインドネシアの付加価値輸出への道」と題したセミナーを開催し、インドネシアおよび日本から、対面、オンラインを合わせおよそ190名の参加を得ました。
主催者挨拶の後、登壇者はプラスチック資源循環に向けたCLOMAの取り組みと官民協力、CLOMAインドネシアワーキンググループの活動を中心に紹介し、続いて、混合廃棄物のガス化について日本企業が革新的技術を紹介しました。
インドネシア政府は講演において、循環型かつデザイン主導の輸出を推進することで、グリーン経済への移行を促進していることを示し、さらにインドネシア貿易省は、インドネシア・デザイン開発センター (Indonesia Design Development Centre) やグッドデザイン・インドネシア (Good Design Indonesia) などの戦略的イニシアチブを通じて、国内の中小企業 (SME) が廃棄物を革新的かつ競争力の高い世界市場向け製品へと生まれ変わらせることを支援していると述べました。
インドネシア企業の講演では、コストやインフラなど様々な課題がある一方、廃棄物から高付加価値製品に転換するためのデザインの力、これらが地域社会に好循環をもたらすことにも言及されました。
パネルディスカッションでは、会場参加者からの質問も交え、廃棄物課題に向けて官民のより一層の協力が不可欠であることが強調されました。



ビジネスピッチ

環境ウィーク1日目のビジネスピッチセッションにおいて登壇し、センターの環境関連分野での貿易投資促進事業の紹介、ブース出展および2日目の公式セッションのテーマ紹介などを行いました。
ブース出展
展示場内ではインドネシア貿易省、CLOMAとの共同ブースを設営し、循環型バリューチェーンの促進という今回のテーマに合わせ、廃棄物のリサイクル、不用品の再利用、再資源化により生まれたアップサイクル商品が紹介し、日本のサステナブル製品市場への輸出可能性をアピールする機会となりました。これらの商品はグッドデザインインドネシア賞および日本のグッドデザイン賞を受賞しており、廃棄物課題解決のためのインドネシアと日本のデザイン協力についても紹介する機会となりました。


現地視察と商談会
日本インドネシア環境ウィークに続く5月13日には、ジャカルタに在するラティス・クリエイティブ・ガーデン(Lattice Creative Garden)を訪問しました。この施設はプラスチック廃棄物をアップサイクルしたプレートで覆われた商業施設で、プラスチック廃棄物再生材の建築物への応用例を見ることが出来ました。視察の後はインドネシア貿易省にて、インドネシアの環境ビジネス企業およびアップサイクル商品輸出企業30数社と日本企業による商談会を実施しました。


本事業を通して
本事業は、インドネシアにおける喫緊の課題である廃棄物管理、循環型バリューチェーンの構築において、日本の技術の協力可能性を再認識する機会となりました。
今回の結果を継続的にフォローアップするため、日本アセアンセンターは引き続き、持続可能なビジネスパートナーシップや共創関係の構築を進めて行きます。