ASEAN JAPAN CENTRE 日本アセアンセンター

事業報告

インドネシアの「FOODEX JAPAN 2024」パビリオン出展とセミナーを支援

日本アセアンセンターは二国間貿易投資促進プログラムの一環として2024年3月5~8日に開催されたインドネシアの「FOODEX JAPAN 2024」でのパビリオン出展を支援しました。パビリオンにおける貿易促進活動と並行して、インドネシア企業に向けた日本市場のトレンド、また進出についての情報提供を行うセミナーも開催しました。


パビリオン出展は在京インドネシア大使館、インドネシア商業省、インドネシア貿易振興センター、インドネシア農業省、インドネシア銀行東京駐在員事務所、バンクネガラインドネシア銀行東京支店によって行われました。

インドネシアパビリオンの外観
インドネシアパビリオンで開会挨拶を行う平林事務総長

インドネシア食品・飲料をより目に留まりやすく。

来訪者の多いエリアに位置したパビリオンでは、28社の食品や飲料が展示されました。各企業ごとに個別のブースを設けるのではなく、すべての製品を1つのインドネシア・パビリオンにまとめることで、訪問者は一目で製品の幅広さを把握し「隠れた宝石」としてのインドネシア産食品を見つけやすくなります。

インドネシアをはじめASEAN諸国が日本で成功するための戦略的計画

外国企業にとって、日本は困難で競争が激しい市場ですが、戦略的な計画を立てることで、インドネシアや他のASEAN諸国が日本で成功する機会が豊富にあります。以下は、Joft株式会社の共同社長兼CEOであるDuco Delgorge氏の講演(3月6日)で挙げられた点です。

  • インドネシアと日本は非常に強力な貿易パートナーシップを持っており、両国ともに輸出入取引国のトップ10に位置しています。在日インドネシア特命全権大使 Heri Akhmadi氏開会挨拶で、日本市場でのインドネシア産枝豆と鰻の成功を強調しました。
  • 日本の小売業者が欧州からの輸送コストのために東南アジアから調達したいと考えている数が増加しています。さらに、地理的に日本は東南アジアから直接輸入でき、欧州から輸入する際のように近隣国に倉庫が必要ありません。これは、輸入業者と小売業者にとって魅力的です。
  • インドネシアとASEAN加盟国にとって、菓子やおつまみは日本市場で最も成功しやすいのではという提案がされました。小包装、長い賞味期限、需要の高さなどが、日本の消費者を引き寄せる可能性があります。ただし、競争が激化しているという課題もあります。Kopikalyan TokyoのKenny Tjahyadi氏は、パッケージのローカライゼーションも重要だと述べました。
セミナーの様子
Joft株式会社 共同社長・CEO Duco Delgorge氏 による講演

日本アセアンセンターは、両国間の協力関係のさらなる向上に貢献すべく、今後もインドネシア大使館商務部と協働して参ります。 当センターは引き続き、日アセアン間の経済共創のビジョンの実現を推進する一原動力となるよう、社会的および環境的影響を考慮した貿易を促進して参ります。

イベントについて

FOODEX JAPAN 2024 国際食品・飲料展
会 期:2024年3月5日(火)〜8日(金)
会 場:東京ビッグサイト *アジア最大級の国際食品・飲料展示会。今年は68の国・地域から2,879社が出展
来場者数:76,183名(4日間)

セミナー:「インドネシア飲食品セミナー日本市場における未開発の可能性の開拓に向けたインドネシア飲食製品のプロモーション」
講 演:“Understanding the Japanese Market: Market Trends, Consumer Preferences, Regulatory Requirements, Cultural Considerations, Common Challenges in Exporting to Japan”
日 時:2024年3月6日(水) 13:30-15:30
会 場:TFTビル 東館9F
参加者数:25名

AJC5.0(事業戦略)
貿易事業
関連するプロジェクト
二国間プログラム
関連する国
インドネシア

事業報告の一覧ページへ戻る