事業背景
2024年度、日本アセアンセンター(AJC)は、「第6回京都インターナショナル・ギフトショー2025」(2025年3月12日~13日/京都・みやこめっせ)において初となる「ブルネイ・ダルサラーム・パビリオン」を設置し、ブルネイの地元中小企業(SMEs)5社による高品質で個性的な製品の出展を支援しました。
この取り組みは、ブルネイ産品の国際市場、特に日本市場への展開を後押しするという日本アセアンセンターの強いコミットメントの一環として実施されたものです。
本イベントでは、ブルネイ企業にとって、日本企業や輸入者、特に京都および関西地域の関係者とのビジネスマッチングや商談のための貴重な機会となりました。
目的
上記の第6回京都インターナショナル・ギフトショー出展でのブルネイ・パビリオンの成果を受け、日本アセアンセンターは、在京ブルネイ・ダルサラーム国大使館の協力のもと、京都髙島屋にて開催の特別ポップアップイベント「Meetz WEEK ~暮らしがちょっと変わる展(2025年8月13日~19日)」に出展することにしました。
日本市場における高品質なブルネイ製品の継続的なプロモーションを目的とし、かつ日本の皆様にブルネイについてより深く知っていただく機会とすることを目指して本イベントに参加いたしました。






成果
7日間にわたり開催された本イベントの期間中、800人以上の来場者が会場を訪れ、ブルネイ製品に関するやりとりを通じて、日本市場の高い関心をうかがうことが出来ました。
装飾用に配置したブルネイの籠製品なども、その独自のデザインと緻密な職人技が日本の消費者の関心を集めていました。
本事業を通して得られたこと
- ブルネイ製品を日本市場で促進するための主なポイントは、「独自性」と「オリジナリティ」です。さらに、製品の背景にある魅力的なストーリーを伝える「ストーリーテリング」も、日本の消費者の関心を高めるうえで重要な要素となっています。
- さらに、ブルネイを含むASEAN諸国の高品質な製品を日本市場で効果的にプロモーションを展開するためには、両国が「連携」「共創」しながら持続可能な形で市場展開を進めていくことが重要です。たとえば、ブルネイ産の原材料と日本の高度な技術や職人技を組み合わせることで、日本市場における高級志向やニッチな消費者層に対して、より魅力的な製品を提供することが可能となります。
今後の展望と取り組み
本事業は、ブルネイ現地企業と日本の技術・職人技との「共創」を通じて、日本の高級市場やニッチ市場におけるブルネイ製品の継続的な支援と日本市場へ向けた輸入促進のための当センターの強いコミットメントを示すものです。
今後も日本アセアンセンターは、ブルネイ製品のブランド価値を高めるために、新たなイニシアチブや販促活動を継続的に展開してまいります。さらに、ブルネイ製品にとどまらず、アセアン地域全体の高品質な製品のブランド力向上、およびアセアン製品が日本市場で持続可能な形で確固たる存在感を築くことを到達点として、引き続き貢献して参ります。