日付: 2025年5月30日
会場: 日本アセアンセンター ホール(東京)
主催: 日本アセアンセンター(AJC)、ベトナム貿易促進庁(VIETRADE)
概要
日本アセアンセンターは、ベトナム貿易促進庁(VIETRADE)との共催により、「ベトナム–日本貿易・投資会議2025」を東京にて開催いたしました。本会議には、日越両国の官民関係者100名以上が参加し、グリーン分野やベトナム国家ブランド製品を中心とした貿易・投資の可能性について議論を行いました。
本イベントは、VIETRADEが主導する訪日投資促進ミッションの一環であり、日本企業視察や大阪万博「ベトナム国家ブランドウィーク」への参加も含まれております。
主な目的
- ベトナムの重点分野(農水産加工品、家具、機械部品等)における日越連携の促進
- ベトナム企業と日本企業間のビジネスマッチングの推進
- グリーン製品および国家ブランド商品の日本市場展開の強化
プログラム概要

貿易・投資会議(5月30日|AJCホール)
- 開会挨拶(AJC事務総長 平林邦彦氏)
ベトナムのサプライチェーンにおける重要性とグリーン変革への貢献を強調。
- VIETRADE代表挨拶(ブイ・クアン・フン副局長)
FTAや技術革新を背景に、製造拠点としてのベトナムの競争力を紹介。
- 市場プレゼンテーション(グエン・ティ・トゥ・トゥイ氏)
ベトナムの投資政策、グリーン成長戦略の最新情報を共有。
- 製品展示
シーフード、化粧品、機械部品、スパイス等、国家ブランド製品を紹介。
- ビジネスマッチング
計200件以上の個別商談が実施され、食品・グリーン製品分野において初期的な商機が確認されました。
企業視察(5月29日–30日)
- KMF社(埼玉県)
契約製造や技術協業の可能性を視察。
- イオン・日本小売業協会
農産物輸出企業が日本市場の基準、パッケージング、消費傾向を学習。
- 善光会(東京)
ハーティン省代表団が高齢者ケア分野における投資機会を調査。
ベトナム国家ブランドウィーク(5月26日|大阪万博)
AJC事務総長がパビリオン開会式に出席し、国家ブランド戦略に対する支援を表明。
成果
- 200件以上の商談実施により、複数の案件で初期的な引き合いを獲得。
- 日越相互理解の深化: 日本市場の品質基準・流通構造に関する実務的知見を獲得。
今後の展望とフォローアップ
- 商談結果の継続的フォローアップ
- ベトナム中小企業向けにブランディング・サステナビリティ分野での能力強化支援
- 成功事例の発信を通じたベストプラクティスの共有
日本企業へのメッセージ
- ベトナムは、持続可能な農業、高付加価値加工食品、人材力において高いポテンシャルを有しています。
- 日本企業にとっては、信頼性、生産性、品質改善に積極的に取り組むパートナーとして注目に値します。
- 食品、高齢者ケア、スマート機械、小売分野における連携は、今後ますます期待されます。
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