ASEAN JAPAN CENTRE 日本アセアンセンター

事業報告

2年越しの交流活動を経て感動の対面(ASEAN特別出張授業)

国境を越えた交流

2023年5月30日にインドネシア共和国メダンにある私立メダン中村学校の小学6年生および中学1年生の計19名の日本への研修旅行の機会をとらえ、東京都江東区立南陽小学校の5年生(約130名)と交流するASEAN特別出張授業を行いました。

オンラインと文通による絆の深化

両校の絆はコロナ禍の2021年10月にオンラインで交流を行ったのが始まりでした。その後、2回の文通により友情を深めました。お互い、未知な環境にある中で、同年代ならではの共通の興味(アニメ、給食、遊びなど)で話題は尽きませんでした。

2年越しの対面

いよいよ迎えた当日、モニターで会った生徒を迎えて「あ、この子、知ってる!」という声も出て、校内は既知の友人を迎え入れる温かい興奮に包まれました。前日の雨で少しぬかるむ校庭に全員が集合し、児童の進行で交流授業がスタート。

南陽小学校5年生は、前週の運動会のために練習を重ねてきた旗を使った集団演技を披露、メダン中村学校の生徒は目を奪われていました。中村学校の生徒の中には、演技終了後に「みなさんの演技は本当にすごいです」と日本語で感想を述べる生徒もいました。

中村学校の発表

舞台を体育館に移し、中村学校も発表を行いました。伝統舞踊に続き、インドネシアでも人気の「365日の紙飛行機」の曲に合わせたダンス、ミュージカル曲「This is me」の英語での合唱、と日本の小学生にも馴染みやすいメロディーが盛りだくさんで、楽しい時間を過ごしました。

各クラスでのプレゼンタイム

4時間目は4学級に分かれて、両校がプレゼンを行いました。南陽小学校側は、クラス内でグループに分かれて、日本の四季、習慣、登校時の持ち物、観光地からアニメのキャラクターの紹介など様々な話題を工夫を凝らして説明しました。中にはインドネシア語の字幕を付けた動画を用意したグループまでありました。一方、中村学校は学校生活を紹介するプレゼンを全て日本語で行いました。中村学校では日本語の授業もありますが、プレゼンを日本語で行うのは簡単ではなく、猛練習を重ねた成果を出すことができました。質疑応答では、「どうやったら日本語(外国語)をそんなに話せるようになるの?」「昼休みが1時間もあるなんてすごい。何をして過ごすの?」「お菓子を持ってきて良いなんて羨ましい」「下校は何時?」と矢継ぎ早に好奇心が飛び交いました。

気づき

オンラインおよび文通でお互いに馴染みがあったこともあり、あっという間に打ち解け、元気いっぱいの交流が実現しました。南陽小学校では「言葉が通じなくても、友達できたよ!」と先生に駆け寄って報告する児童がいたり、中村学校には「全て楽しそう。この学校(南陽小学校)に通いたい!」と感想をもらす生徒もいました。

限られた時間の中、それぞれの人生にとって思い出に残る交流を実現できました。このASEAN特別出張授業をきっかけに、双方の国への興味・理解を深め、次の50年の日ASEAN友好協力の礎の一片となりました。

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