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概要

事務総長のご挨拶

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国際機関日本アセアンセンターは、1981年に設立され、日本とASEAN地域との貿易、投資、観光の分野における双方のパートナーシップの強化と人物交流の促進を目的に活動してきました。過去50年に亘るASEAN諸国の飛躍的な経済発展は、日ASEAN関係を大きく進展させ、現在、センターには日本とASEAN諸国が対等なパートナーとして更なる関係発展を図るための役割と、時宜に適った事業の実施が求められています。

私は2015年9月にセンターの事務総長に就任して以来、センターをさらに効率的かつ効果的、インパクトをもたらす、より良い機関にするための取り組みを行ってまいりました。センターの管理部門の長として、持続可能な開発を事業において主流化し、成果重視を浸透させるため、センターを運営戦略及び事業内容の両面において改革・活性化を図ってきました。

運営戦略の面では、成果・インパクト重視の管理体制を確立し、職員を結果重視の実績で評価するようにしました。事業内容の面では、妥当性、質、効率性及びインパクトから成るコア・バリューを確立し、全ての事業が共通の評価基準(SMART Indicator: Specific/特有性、measurable/可測性、attainable/目的達成の可能性、relevance/妥当性及びtime bound/期限)で効果を図るようにしました。また、ASEAN諸国が直面する問題に対処するため、より地域的枠組みでの事業を優先させる、能力開発と政策に関与する事業を取り入れる、学際的なアプローチを導入するなど新しい取り組みも導入しました。これらの運営戦略及び事業内容における改革は、既にセンターの活動において実践されています。

2018年9月から、私のセンターでの任期は2期目に入ります。運営戦略及び事業内容における改革努力を継続する一方、センターの構造改革にも注力します。スピード、敏しょう性、柔軟性が必須3要素です。また、日ASEAN間のイニシアチブ(例:環境、保健)を含めた新たな主題にも着手すること、ASEAN統合を支援し域内格差の是正に努めること、PR/アウトリーチ活動を強化することといった3つの鍵となる課題に対処していくことを念頭に、センターは新たな体制で再スタートを切りました。

新体制下では、事務総長室、総務室の2つの組織及び1つの事業部が設置されます。部署は廃止され、鍵となる課題に対応するために、より緩い纏まりで関連した事業を担う4つのクラスターを設置します。新規に設置する「研究・政策分析クラスター(RPA)」と「能力開発(CB)クラスター」の2つは新たな課題に対応し、「貿易投資(TI)クラスター」及び「観光交流(TE)クラスター」では、従来の貿易、投資、観光並びに人物交流事業を実施します。

センターの設立から37年が経ちました。センターでは、今後さらに加盟国との連携を強めながら活動するとともに、一連の改革を通して、日ASEAN間パートナーシップの一層の発展に寄与してまいります。今後とも皆様方のご支援・ご指導賜りますよう、何卒お願申し上げます。

 

2018年9月

事務総長
藤田正孝