1. ホーム
  2. 日本アセアンセンターとは
  3. 概要

概要

事務総長のご挨拶

SG_Fujita3

国際機関日本アセアンセンターは、日本と東南アジア諸国間の「心と心の触れ合う信頼関係」と「対等なパートナーシップ」等を謳い1977年に発表された「福田ドクトリン」を具現化するため、1981年に日本とASEAN諸国との協定によって設立されました。以来、日本とASEAN諸国との貿易、投資、観光及び人物交流の促進を目的に、各種セミナー・ワークショップの開催、人材育成事業、研究調査事業、文化紹介イベントや情報提供等を通して、双方の経済パートナーシップ強化の一端を担ってまいりました。

昨年、ASEANは設立50周年を迎えました。設立以来、ASEAN諸国は飛躍的な発展を遂げ、日本とASEAN諸国間の経済バランスは変化しています。実際、同地域は1990年から2016年迄の間、年率平均約8%の経済成長を記録しており、1980年代に10対1であった日本とASEAN諸国全体の名目GDPの対比は、現在では2対1程迄に縮まっています。貿易、投資及び観光の分野における日ASEAN関係をみても、世界中から注目を集めるASEAN諸国における日本のプレゼンスは、重要性は変わらないものの統計上では相対的な縮小が見られます。他方、日本におけるASEAN諸国のプレゼンスの拡大の勢いは弱まりません。

また、2017年はセンターを生んだ福田ドクトリン発表から40周年という節目でもありました。日ASEAN間の「対等なパートナーシップ」の重要性がこれまでにないほど高まっている今、センターには、日ASEAN関係の進展を反映させた更なる関係発展を図るための役割と、時宜に適った事業の実施が求められていると承知しております。

私は2015年9月にセンターの事務総長に就任して以来、センターをより効率的且つ効果的な、そしてインパクトをもたらす機関にするため、運営戦略及び事業内容の両面において、改革を進めてまいりました。現在、センターでは成果主義を徹底し、2015年9月の国連総会における「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採択をうけて、世界的な開発の潮流となっている「持続可能な開発」の視点を全ての事業に盛り込んでいます。また、事業策定においては能力開発や政策志向により重きをおき、各国に政策提言をすることを念頭に政策分析や研究分野での事業にも着手しています。さらに、時代のニーズをより反映させることを重視し、グローバル・バリュー・チェーン、サービス貿易や非出資型国際生産等の新しい分野での事業にも取り組んでおります。これらの事業を通し、日本とASEAN諸国のより一層の発展と関係強化に、寄与していきたいと考えております。

最後になりますが、皆様のご健勝と益々のご活躍を心よりお祈り申し上げますと共に、日本アセアンセンターの事業に対して、今後とも皆様よりご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 平成30年1月

日本アセアンセンター事務総長

藤田正孝