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事業報告

イベントレポート: インフルエンサーの目を通した旅行の魅力 – 大阪万博2025におけるカンボジア・シェムリアップの魅力発信

2025年10月4日、日本アセアンセンター(AJC)は、カンボジア商務省およびカンボジア観光省の協力のもと、大阪・関西万博のカンボジアパビリオンにて観光トークショーを開催しました。 

このイベントの目的は、日本の旅行者に対して、シェムリアップに焦点を当てたカンボジアの魅力を新しい視点から発信することでした。これにより、従来の観光地のイメージを超えて、カンボジア観光の新たな一面を紹介しました。さらに、カンボジア政府の商務省と観光省との連携が、観光促進に対する取り組みを強調しました。 

インフルエンサーによるストーリーテリング: 観客とのつながり

トークショーには、インフルエンサーで写真家でもある6151(@6151)氏と染谷ノエル(@noel_engeki)氏が登壇しました。センターが主催したシェムリアップへの視察旅行に参加した二人が現地で撮影をした写真や動画コンテンツを活用して、旅の思い出を語るようなストーリーテリングで以下のシェムリアップの魅力を伝えました。 

  • アンコールワットだけではない楽しみ方:アンコールワットだけでなく、象の保護施設、ユニークな文化体験などを紹介 
  • 現代的なカンボジア料理:ストリートフードから、コンテンポラリーなレストランまで、多彩なカンボジアの食文化を堪能 
  • 現代的な快適さ:日本人観光客におすすめのユニークなホテル 

インフルエンサーたちのリアルで生き生きとした体験談と、彼らが撮影したビジュアルコンテンツは、観客の関心を引き、シェムリアップをより身近に感じさせる効果がありました。 

参加者の反応とインパクト

10月4日(土曜日)の同日に2回行われたこのイベントは、事前登録を必要としないオープンな形式にも関わらず、カンボジアパビリオンには多くの来場者が訪れ、イベントは途切れることなく盛況に進行しました。イベント終了後のアンケートに応じた参加者からはカンボジア旅行への好意的な意向を表し、348人の参加者のうち、99%以上が「カンボジアに行きたい」と回答しました。この結果は、インフルエンサーによるデジタルプロモーションが日本人マーケットに対してポジティブな影響を与えたことを証明しています。  

結論: カンボジア観光促進の成功事例 

大阪万博でのカンボジア観光トークショーは、国際的な大規模イベントへの参加と、高い影響力を持つデジタルメディアを組み合わせた効果的な観光プロモーションの一例となりました。カンボジア観光省およびカンボジア商務省の協力によって、イベントはスムーズに進行し、そのインパクトを最大限に引き出しました。 

シェムリアップのファムトリップから得られたコンテンツを再活用することで、センターは日本の旅行者に対してカンボジアの魅力をより強く印象づけました。このように、デジタルインフルエンサーと政府機関との連携による観光促進戦略は、今後も有力な方法であると期待されます。 

登壇者、カンボジアパビリオン担当者、AJCスタッフ 

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2025年度

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