
開催概要
開催日:2025年7月10日
会場:OBICホール(大阪市)
主催:日本アセアンセンター(AJC)、ラオス計画投資省、JETROビエンチャン
共催:大阪商工会議所
参加者数:ラオス・日本の政府関係者、企業関係者など120名以上
日本アセアンセンター(AJC)は、大阪・関西万博におけるラオス ナショナルデー開催に伴い、2025年7月10日に大阪にて「ラオス投資フォーラム2025」を開催しました。本フォーラムは、ラオス計画投資省、JETROビエンチャン事務所、大阪商工会議所との共催により実施され、両国の官民関係者約120名が参加しました。
フォーラムでは、2024年に改正されたラオス投資奨励法に基づく新たな優遇措置の紹介、日本企業の進出事例の共有、及びメコン地域におけるグリーン投資先としてのラオスの可能性が強調されました。
開催目的
- ラオスの最新投資環境と優遇制度の理解促進
- ラオス政府と日本企業間の直接対話の場の提供
- グリーン成長分野への持続可能な投資の促進
- 具体的なビジネスマッチングの機会創出
主な内容
- 開会挨拶:
日本アセアンセンター、ラオス政府、日本政府(経済産業省)関係者より、長年にわたるASEAN-日本の連携とラオスの地域投資先としての重要性が語られました。
- ラオス投資環境の紹介:
マクロ経済の概況、重点産業、改正法に基づく投資手続きの簡素化・税制優遇などの最新情報が共有されました。
- パネルディスカッション:
ラオスで実際に事業展開している日本企業より、進出プロセス、現地パートナーとの関係構築、再生可能エネルギーや農業分野での取り組みが紹介されました。
- ネットワーキングセッション:
ラオス代表団と日本側参加者との間で、協業の可能性を探る活発な意見交換が行われました。
「本フォーラムを通じて、日本企業の皆様がラオスについての理解を深め、人脈を広げ、有望な投資機会を見出していただけることを期待しております。特に、クリーンエネルギー供給の可能性と、脱炭素成長の拠点としてのポテンシャルにご注目いただきたいと考えています。」
— 近畿経済産業局長 信谷 和重 氏
主な成果とポイント
- ラオスのグリーン投資先としての位置付け:
水力発電、オーガニック農業、エコ工業団地、カーボンクレジット制度などが重点分野として紹介されました。
- 改正投資奨励法(2024年)の内容:
税制優遇措置、投資手続きの合理化、グリーン分野への特別インセンティブ等、投資家に有利な制度改革が実施されています。
- 進出企業の声:
実際に進出している日本企業からは、ラオスがメコン地域への進出拠点として有望であるとの声や、地域協定(ACMECS、RCEPなど)を活用した事業展開の可能性が指摘されました。
今後の展開
AJCは今後も、ラオス・日本双方の関係機関・企業と連携し、ビジネスミッションの実施、人材育成、グリーンサプライチェーンの推進など、実務的なフォローアップ支援を継続してまいります。
具体的な資料や現地訪問のご希望がございましたら、お気軽に当センターまでお問い合わせください。
▶ 詳細情報:https://investlaos.gov.la/
参考資料
Lao Investment Forum 2025 (リンク)
- ラオス投資フォーラム2025 公式プログラム
- 登壇者資料(英語・日本語)
- ラオス投資奨励法(2024年)概要