ASEAN JAPAN CENTRE 日本アセアンセンター

事業報告

日本-インドネシア間および日本-ASEAN間の環境関連ビジネス投資促進事業

国際機関日本アセアンセンターは2025年2月18日~20日にインドネシアに於いて、日本-インドネシア間およびに日本-ASEAN加盟国間の環境関連ビジネスの投資促進を目的に、セミナー、商談会および企業間交流を実施しました。 

日本の専門企業とインドネシア企業との協業可能性を模索

「日本-インドネシア環境ビジネス促進セミナーおよび商談会(Indonesia-Japan Blue and Green Business Matchmaking)」 

2月18日にはインドネシア貿易省との共催で、インドネシアの環境ビジネス企業を対象に、‘Indonesia-Japan Blue and Green Business Matchmaking’と題したビジネスイベントを行い、約60名の参加を得ました。廃棄物管理、資源リサイクル、有機廃棄物堆肥化などの分野で独自の技術を持つ日本とインドネシアの専門企業による講演が行われ、各社は自社の技術がインドネシアやASEAN域内における資源循環および脱炭素化にいかに貢献できるかを力強くアピールしました。講演後は質疑を兼ねた企業間交流および将来的な協業可能性を模索するための個別対話も行われました。 

また会場には、インドネシア貿易省選りすぐりのインドネシア産商品の展示も行われました。循環経済やブルーグリーン経済の促進という今回のテーマに合わせ、商品制作の際に複合的に発生する廃棄物のアップサイクル、不用品の再利用、再資源化により生まれた商品が紹介され、インドネシア商品の日本のサステナブル製品市場への輸出可能性をアピールする機会となりました。 

ASEAN Blue Innovative Expo and Business Matchingでの商談会に参加

翌2月19日にはASEAN Blue Innovative Expo and Business MatchingがUNDP、ASEAN事務局および日本政府の共催にてジャカルタ市内にて開催され、ASEAN Blue Innovation Challenge事業にて選抜されたASEAN加盟国および東チモールの60企業によるビジネスピッチ、およびブース商談会に参加しました。日本企業は各社の専門技術をもってASEANの環境課題を解決すべく協業可能性を求めブース商談にも参加しました。 

インドネシア企業への訪問および技術交流

2月20日にはブルーグリーンビジネスに関連したインドネシア企業への訪問を、インドネシア貿易省の協力により実現しました。アメリカ水アブの肥料化企業、穀類からのバイオ炭製造工場への日本の専門家による視察を通して、循環経済の実現に資する日本-インドネシア間の技術交流および将来的な協業の可能性を検討する有益な機会となりました。

 本事業を通して 

海外渡航が回復傾向にある中、日本とインドネシアおよびASEANの環境ビジネス展開において、実際に現地を訪問し、企業が対面でつながり構築をすることの重要性があらためて感じられた。本事業を共催したインドネシア貿易省からは、「日本-インドネシア間のより一層の企業商談の機会を」との希望があった。 

  • 情報交換や企業独自の技術紹介の貴重な機会となった 
  • 対面開催型ビジネスピッチや展示・商談ブースの効果を再認識した 
  • インドネシアおよびASEANにおける環境分野の技術水準やニーズの理解が得られ、長期的なビジネスチャンスにつながる可能性を感じることが出来た 
  • 時宜を得たテーマ設定が有用であり、官民連携による課題解決、成功事例の共有が引き続き重要である 
  • 日本およびインドネシア、ASEANの各国政府・民間企業双方の参加と今後の協力可能性を感じられた 

今後に向けて

本事業を通して得られた、日本の技術とインドネシアおよびASEAN各国とのつながりを継続的にフォローアップするため、日本アセアンセンターは引き続き、持続可能なビジネスパートナーシップや共創関係の構築を進めて行きます。 

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