1. ホーム
  2. 貿易事業

<事業報告>ASEAN各国大使講演シリーズ<タイ> 「ポストコロナ時代の、よりよくかつ賢明な再建に向けて」

国際機関日本アセアンセンター、2021年7月15日に、駐日タイ王国特命全権大使シントン・ラーピセートパン閣下をお迎えし、「ポストコロナ時代の、よりよくかつ賢明な再建に向けて」と題した講演会を開催しました。シントン大使閣下は、ポストパンデミック時代におけるタイの復興への取り組みおよび戦略についての最新情報を、コロナ禍における日タイ間の協力および戦略的経済パートナーシップ、最近の投資情報、「ニューノーマル時代」における貿易奨励策、およびタイへの旅行に関する現在の情報などを中心に、日本語で講演されました。講演を通じ、大使はポストコロナの時代においても日タイの協力関係は益々強固になるとの見解を示しました。

ウェビナーには、250名を超える視聴者が参加しました。プレゼンテーションにおいて、シントン大使閣下は、日タイ間の戦略的経済パートナーシップについて重点的に述べられました。閣下のご指摘によると、日本はタイにとって最大の投資国であり、タイに登記されている日本企業は15,000社以上にのぼります。また、81,000人を超える在タイ日本人の多くがビジネス関係者であり、この規模はアジア第2位に相当します。さらに、日本はタイの東部経済回廊(EEC)への最大の投資国でもあります。クリーンエネルギー創出を目指す日本のカーボンニュートラル政策にも沿うタイのバイオ・循環型・グリーン(BCG)経済モデルは、ポストコロナ時代におけるタイの重要な開発政策であり、現在15社を超える日本企業がBCG経済モデルへの協力に関心を示しています。

「ニューノーマル時代」のさなか、在京タイ王国大使館を中心とするチームタイランドによる日本におけるタイ・フード製品のプロモーションに積極的な取り組みも紹介されました。2020年以来、在京タイ王国大使館は、東京にある商務担当官事務所、農務担当官事務所、タイ政府観光庁と協力のもと、日本企業とメディアを対象として、オンラインおよびオンサイトのフードフェアを開催し、タイの手長エビやホンマリ米を紹介し、オンラインのフードフォトキャンペーンを実施するなど、タイ料理のプロモーションを継続しています。

大使閣下には、プーケット・サンドボックス制度についてもご紹介いただきました。この制度は、新型コロナウイルスワクチン接種済みの外国人観光客は隔離措置が緩和され、アメージングタイランド健康安全基準(SHA)プラス認定を取得した宿泊施設を利用し、プーケット県内を自由に旅行できるというタイ政府が開始した観光再開計画です。

質疑応答セッションでは、事前登録された参加者から多くの質問に、シントン大使閣下が詳しく回答しました。質問は、タイにおけるワクチン接種状況、日本とタイ王国の間のワクチン協力、SME(中小企業)支援のための経済復興策、タイ国内および地域との接続性開発などの最新情報に関するものでした。

今回のウェビナーは、ウェビナー後のアンケート回答者131名のうち99%が非常に有用性が高かったと回答しました。センターは今後も各国大使講演シリーズの開催を継続し、ASEAN各国の駐日大使をお招きし、各国の状況に関する知見を発信していきます。このような活動を通じて、センターは最近の経済動向および経済活動に関するASEAN諸国の最新情報の交換を継続していきます。

主催者                                      国際機関日本アセアンセンター
開催日                                      2021年7月15日 14:00 – 16:00(日本時間)
会場                                          オンライン(Zoom)

大使閣下プレゼン資料はこちらからダウンロード可能です。
また、ウェビナーは以下のYouTubeリンクから閲覧可能です:https://youtu.be/sbQ6iTu0lLU

講演を行う駐日タイ王国特命全権大使 シントン・ラーピセートパン閣下

シントン・ラーピセートパン閣下(右)、国際機関日本アセアンセンター 事務総長 藤田正孝(中央)