日本アセアンセンターは、ASEANに加盟8カ国の遺産地区の管理者や関連政府機関の担当者を対象に、インタープリテーション(対象地域の観光遺産の価値を正しく伝えることで、来訪者に観光資源への認識を高めてもらうためのコミュニケーション手法)に関する研修を実施しました。
オンラインで開催された研修は、当センター発行のインタープリテーションの教材( Workbook on Interpretive Planning for ASEAN Tourism and Concept of Interpretation 及び Interpretive Guide for Sustainable Tourism: Tips for being a good tour guide )を使用した専門家による講義、ASEAN諸国でのインタープリテーション事例の紹介、およびパネルディスカッションで構成され、参加者と聴講者合わせて約20名(日毎)が参加しました。
最終日には、参加者が担当地区にインタープリテーションを適応したプログラムやアクションプランを発表し、専門家からの講評を受けました。
期 間:
2020年10月5日、6日、9 日
場 所:
オンライン
参加人数:
各日約20名
参加国:
ブルネイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、ベトナム
研修内容:
1日目 | 講義 | ・オリエンテーション ・「インタープリティブプランニング 1:プランニングの構成要素と流れ(ワークブックセクション1~4)」 ・「インタープリテーションを活用したガイド 1:メッセージの確定」 |
2日目 | 講義 | ・「インタープリティブプランニング 2:プランニングの構成要素と流れ(ワークブックセクション5~8)」 ・「インタープリテーションを活用したガイド 2:メッセージ性のあるプログラムの造成」 ・「ASEANのインタープリテーション事例」 |
課題提出 |
||
3日目 | 発表・パネルディスカッション |
・インタープリテーションプログラム又はアクションプランの考案 発表とフィードバック |