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マレーシアの投資ガイド Country Profile and Investment Guide (Malaysia)

第4章 入国手続き

1. パスポートとビザの要件

マレーシアを訪れるすべての人は、有効なパスポートか、マレーシア訪問のために作成され国際的に認知された旅行証明書を所持していなければなりません。これらの証明書は、マレーシア入国時に6ヶ月以上の残存有効期限があるものでなければなりません。マレーシアが承認していないパスポートを所持している人は、パスポートに代わる文書とマレーシア在外公館により発行されるビザを申請しなければなりません。ビザの申請は、最寄りのマレーシア在外公館で行うこともできます。マレーシアの在外公館がない国では、最寄りの英国高等弁務官か大使館に申請します。

ビザの要件 国籍
ビザ必要なし 英連邦諸国(アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コロンビア、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、赤道ギニア、エリトリア、エチオピア、ガーナ、ギニア・ビサウ、リベリア、マリ、モザンビーク、ニジェール、ナイジェリア、ルワンダを除く)
30日以内の商用または社交での滞在にはビザ必要なし
アセアン諸国(ミャンマーを除く)、アンティグア・バーブーダ、アルメニア、アゼルバイジャン、バハマ、バルバドス、ベラルーシ、ベリーズ、ベナン、ボリビア、ボツワナ、ブルネイ、ブルガリア、カンボジア、カーボヴェルデ、チャド、チリ、コスタリカ、キプロス、ドミニカ国、エクアドル、エルサルバドル、エストニア、フィジー、ガボン、ガンビア、グルジア、ギリシャ、グレナダ、グアテマラ、ギニア、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、香港、ジャマイカ、カザフスタン、ケニア、キリバス、ラオス、ラトビア、レソト、リトアニア、マカオ、マダガスカル、マラウイ、モルディブ、モルドバ、マルタ、モーリタニア、モーリシャス、メキシコ、モナコ、モンゴル、ナミビア、ナウル、ニカラグア、北朝鮮、パナマ、パプアニューギニア、パラグアイ、ポルトガル、ロシア、サントメ・プリンシペ、セネガル、セーシェル、スロベニア、ソロモン諸島、セントクリストファー・ネーヴィス、セントルシア、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、スーダン、スリナム、スイス、タジキスタン、タンザニア、トーゴ、トンガ、トリニターゴ・トバゴ、ツバル、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、バヌアツ、バチカン市国、ベネズエラ、ベトナム、サモア、ザンビア、ジンバブエ他
90日以内の社交での滞在にはビザ必要なし
アルバニア、アルジェリア、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、カナダ、クロアチア、キューバ、チェコ共和国、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、ヨルダン、キルギス共和国、クウェート、レバノン、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、モロッコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オマーン、ペルー、ポーランド、カタール、イエメン共和国、ルーマニア、サンマリノ、サウジ・アラビア、スロバキア、南アフリカ、大韓民国、スペイン、スウェーデン、スイス、テュニジア、トルコ、トルクメニスタン、アラブ首長国連邦、英国、アメリカ合衆国、ウルグァイ
14日以内の社交での滞在にはビザ必要なし イラク、リビア、マカオ旅行許可、パレスチナ、シエラレオネオ、ソマリア、シリア
15日以内の社交での滞在にはビザ必要なし イラン
ビザが必要
発給にあたって身元保証人は不要*
アンゴラ、バングラデシュ、ブータン、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ共和国、中国、コロンビア、コンゴ民主共和国、コモロ、コンゴ共和国、コートジボアール、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、エチオピア、ガーナ、ギニア・ビサウ、インド、リベリア、マリ、モザンビーク、ミャンマー、ネパール、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、ルワンダ、スリランカ、台湾、西サハラ、有効な旅行証明書または国連発行の身元証明書(通行証明書)の所持者
ビザが必要
発給にあたって身元保証人が必要**
アフガニスタン
マレーシア政府による事前の許可が必要
イスラエル、ユーゴスラビア、セルビア・モンテネグロ

上記以外の国からの訪問者は、1ヶ月以内の滞在にはビザは必要ありません。

注:
* 身元保証人が不要なビザは、各国のマレーシア在外公館によって発行されます。
** 身元保証人が必要なビザは、入国管理局によってビザの認可を受けます。

2. マレーシアへの入国

2.1 入国時に発給されるパス

有効なパスポートを所持、またはマレーシアでの一時的な滞在を許可するビザ(必要な場合)を所持していることが入国管理当局によって認められた場合は、訪問者は入国の際に社交用か商用の訪問パスを取得することができます。

訪問パスは、社交のための訪問あるいは/および商用のために訪問する以下の該当者に発給されます。

  • 会社の会議、セミナー、会社会計の立ち会い、会社経営を円滑に行うために、マレーシアに入国する会社の所有者や当該会社の代表者。
  • ビジネス機会や投資の可能性を探るために入国する投資家や企業家。
  • 直接販売や流通に従事するためでなく、マレーシアで製造する予定の商品を紹介するために入国する海外企業の代表者。
  • 不動産に関連した交渉、販売、リースのために入国する不動産所有者。
  • マレーシアにおけるイベント等の取材のために入国するマスメディアの外国人報道関係者。
  • スポーツ・イベントの参加者。

    これらのパスで就労したり、新規機械の設置の立ち会いや工場建設の監督をすることはできません。

    2.2 マレーシア到着後に発給されるパス

    社交か商用目的での入国申請以外の場合で、下記のパスへの申請は、マレーシア到着前に行わなければなりません。

    こうした申請のすべてにおいて、マレーシア国内での保証人を立てなければなりません。保証人は、必要な場合、その外国人のマレーシア滞在やマレーシアからの本国送還に関して責任を負うことに同意しなければなりません。

    パスの種類は下記の通りです。

    (i) 訪問パス(一時就労)(Visit Pass (Temporary Employment))
    4ヶ月以下の就労のためあるいは月額RM3,000以下で就労するためマレーシアに入国する人に発給されます。
    (ii) 雇用パス(Employment Pass)
    最低2年間、月間RM3,000以上の給与を受け取る就労のためマレーシアに入国する外国人に発給されます。
    (iii) 訪問パス(専門業務)(Visit Pass (Professional))
    エージェンシーとの短期契約に基づき入国する外国人に発給されます。
    以下の分野の外国人専門職が対象となります。
    • アーティスト
    • 映画撮影に携わる者
    • マレーシア政府が認可した研究者
    • 国際機関の職員
    • ボランティア
    • 招待された講師/講演者
    • 宗教的目的で入国する者
    • 機械/コンピュータの導入やメンテナンスに関する専門家
    • 実習生または専門実習生(例:ホテルやリゾートのマネージメント実習生)

    パスの有効期間は1回につき12ヶ月未満です。

    申請は、関係エージェンシーによって提出されなければなりません。

    (iv) 扶養家族パス
    雇用パス所有者の妻と子どもに対して発給されます。このパスは、雇用パスの申請と同時か、雇用パス発行後に申請することができまます。
    (v) マレーシア国民または外国人駐在員の外国人配偶者に対する雇用パス(配偶者プログラム)
    マレーシアで働く意向のあるマレーシア国民の配偶者に恩恵を与えるため、1996年2月13日にこのプログラムが始まりました。このプログラムの目的は、その能力と専門知識を国の発展のために活かすことができる外国人配偶者をサポートし奨励するという、マレーシア政府の意図に沿ったものです。

    該当資格:

    • 適用される有効なビザを持つ、マレーシア人の外国人配偶者(該当する場合)。
    • マレーシアの法律に基づき法的に結婚している者。
    • 申請者は、有効な常勤職の採用通知を取得していること、ただし、自営の申請者はこのプログラムに該当しません。
    • 教育または健康の専門領域での開業を希望する申請者は、教育省や保険省など関連機関からの推薦状を取得していなければなりません。

    すべての申請は、下記で行ってください。

    • 入国管理局本部の雇用パス部門
      または
    • 州の入国管理事務所

     

    (vi) 学生パス
    承認された教育機関に学生として登録される外国人に発給されます。
    詳細につきましては、マレーシア入国管理局のホームページ(http://www.imi.gov.my)をご参照ください。

    3. 外国人駐在員の雇用

    最終的にはマレーシア人があらゆるレベルの職において訓練を受け、雇用されることをマレーシア政府は望んでいます。従って会社は、組織内のすべてのレベルでの雇用体系において、国内の複合民族構成が反映され、また、より多くのマレーシア人を訓練することが奨励されています。

    しかしながら、訓練を受けたマレーシア人が不足している分野においては、外国企業は必要に応じて国外から人材を求めることが認められています。さらに外国企業には、永久的に外国人を配属することができる「キーポスト」も認められています。

    マレーシアの投資環境を向上させ、外国からマレーシアへの技術移転を促進するため、マレーシア政府は外国駐在員の雇用に関する政策をさらに緩和しました。2003年6月17日より有効な外国駐在員の雇用の新しいガイドラインは次の通りです。

    a) 外国払込資本金がUS$200万以上の製造業企業の場合

    • キーポスト5つを含む10ポストが自動的に認可されます。
    • 外国人駐在員は、最大10年間エグゼクティブ・ポスト(管理職)に就くことができます。ノンエグゼクティブ・ポスト(一般職)の場合は5年間です。

    b) 外国払込資本金がUS$20万からUS$200万未満の製造業企業の場合

    • 少なくともキーポスト1つを含む5ポストが自動的に認可されます。
    • 外国人駐在員は、最大10年間エグゼクティブ・ポスト(管理職)に就くことができます。ノンエグゼクティブ・ポスト(一般職)の場合は5年間です。

    c) 外国払込資本金がUS$20万未満の製造業企業の場合は、既存のガイドラインに基づきキーポストとタイムポスト(期限付ポスト)が考慮されます。既存のガイドラインは以下のとおりです。

    • 外国払込資本金が最低RM50万以上の場合、キーポストが考慮されます。この金額はあくまでもガイドラインに過ぎず、キーポストの数は各プロジェクトがもたらすメリットに応じて考慮されます。
    • 最長10年までの専門的資格と実務経験を必要とするエグゼクティブ・ポスト、そして技術的技能と経験を必要とするノン・エグゼクティブ・ポストについては、最長5年までのタイムポストが考慮されます。これらのポストは、マレーシア人が最終的に引き継ぐように訓練されることが条件とされています。
    • キーポストとタイムポストの数は、各プロジェクトがもたらすメリットに応じて考慮されます。

    d) マレーシア資本の製造業企業の場合、研究開発部門を含む技術部門での外国人駐在員雇用は、企業のリクエストに応じて自動的に認可されます。
    同一の会社内で他のポストから配置転換された外国人駐在員は、新しい雇用パスを取得する必要があります。ポストの変更に伴い最初の雇用パスが新しいポストのものに改められます。新しい駐在員が前任者のポストを引き継ぐ場合も、新規の雇用パスを取得しなければなりません。
    すべての雇用パスは、ポストの承認期間にわたり有効です。キーポスト保持者の場合、雇用パスは下記の場合を除き、5年ごとに更新されます。

    • 外国人駐在員のパスポートの残存有効期限が5年未満の場合。
    • 外国人駐在員の雇用契約が、5年未満の場合。
    • 雇用主が、必要とする外国人駐在員の任務を5年未満とした場合。

    雇用パス保持者には、そのパスの有効期間にわたり数次出入国ビザが発行されます。

    4. 外国人ポストの申請

    2004年10月21日より、製造業や関連サービスセクターの新規企業や既存の企業(拡張や多角化を伴わない事業も含む)による、外国人ポストの申請は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に申請します。これは、製造業ライセンス取得の必要性のある企業も、製造業ライセンス取得を免除されている企業も対象となります。

    5. 外国人労働者の雇用

    マレーシアでは、製造業、建設業、サービス業(家事使用人、レストラン従業員、清掃作業員、貨物運搬作業員、福祉事務所作業員、ランドリー係、リゾート地従業員、ゴルフクラブのキャディ−)、農業の分野において、外国人労働者を雇用することができます。

    半島マレーシアに所在する全ての企業は、内務省に申請書を提出します。

    下記の特定の国の国民だけが、選定されたセクターで就労することができます。

    認可セクター
    インドネシア
    カンボジア
    ラオス
    ミャンマー
    ネパール
    パキスタン
    フィリピン
    スリランカ
    タイ
    ベトナム
    製造業、農業、建設業
    トルクメニスタン
    ウズベキスタン
    カザフスタン
    製造業、サービス業、建設業

    認可は各ケースのメリットに基づいてなされ、付随条件はその都度決定されます。適格なマレーシア人や永住権者がどうしても見つからない場合のみ、外国人労働者の雇用申請が考慮されます。

    外国人労働者に対する年次雇用税(Levy)は、下記の通りに課されます。

    認可セクター 年間雇用税
    製造業
    RM 1,200
    建設業
    RM 1,200
    サービス業
    RM 1,800
    農業
    RM 360
    家事手伝い
    RM 360