
「小ぎれ絵」とは…….「小ぎれ絵」とは、布の小ぎれをしわにならないように裏打ちして、型紙を作り、図柄に合わせてハサミで切って貼っていく、堀治雄さんオリジナルの「はり絵」創作工芸。 8月20日(金)より、日本アセアンセンター・アセアンホールにて、「インドネシア・ジャワ更紗 小ぎれ絵展」を開催します。 今回の展示会ではジャワ更紗(バティック)等のインドネシアの布を使用した堀治雄さんの作品を40点ほど展示します。 ジャワ更紗と和装の布を融合させた珍しい日・尼フュージョン作品も多数!独特の魅力がある「小ぎれ絵」の世界をぜひお楽しみ下さい。 |
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- 開催期間
2010年8月20日(金)~26日(木) 09:30~17:30
* 土・日は休館
- 開催場所
- 入場料
無料
- 主催
国際機関 日本アセアンセンター
【更紗とは?】
インドネシアでは更紗はバティックと呼ばれています。バティックはインドネシアの大切な文化遺産として保護されてきましたが、その価値が認められ、2009年10月にはUNESCOの世界無形文化遺産にも認定されました。
バティックの多くはジャワ島を原産とし、細い穂先から蝋を流しだし、細かい模様を描くという作業を繰り返して見事な絵柄を描いていきます。全て手描きによるものから、銅板を押して仕上げるもの、工場でプリントするものまで、方法はさまざまです。模様の多くは自然の草花や動物をモチーフとしています。
バティックは桃山時代に南蛮船によって日本にも紹介され、日本の染織に大きな影響を与えました。また、現在も日本の着物に取り入れらたりもしています。
今回の展示会の展示作品の多くは、貴重な手描きのジャワ更紗を使用しています。
【作品出展者のプロフィール】
■ 堀 治雄 (ほり はるお)さん ■
大正6年生まれ。東京府立第一商業を卒業後、父親の呉服商を継承。特注の振袖、留袖、訪問着、帯などを製作。引退後、収集した特殊な染め物・織物を使って、趣味として「小ぎれ絵」の制作を始める。ニュークリエイティブ展や創作工芸展を始めとした美術展で、数多くの入賞、入選を果たす。ご逝去になるまでに制作した作品は数知れず。
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