習慣・文化の予備知識

習慣が違えばマナーが違ったり、軽く考えていたことが実は大きな意味を持っていたり・・・。特に宗教に関することはかなりセンシティブ。背景として知っていればきっと役に立つ習慣・文化の予備知識をご紹介します。

ASEAN時間

日中に気温が高くなることが多いASEAN各地では一般的に朝早起きをして活動開始し、お昼に長めの休息をとることが多いようです。旅程を組むときも現地の気候に合わせて昼下がりは忙しく動きすぎず、休息時間を組み込むと旅の疲れをためずに済むかもしれません。

また日本の時間感覚でASEANを旅すると、約束時間になってもなかなか相手が現れないことにいらいらしてしまったり、物事のすすみ方がのんびりすぎるよ
うに感じられたりすることがあります。もともと時間にはかなり大らかな土地柄だということを考慮に入れておくと、大らかな気持ちで過ごすことができます。

トイレ事情

ASEAN地域のトイレは「和式」と「洋式」の両方があります。もともとは和式なのですが、近年は洋式のところも増えてきました。高級ホテル等では清潔な洋式トイレがほとんどで、違和感なく快適にお使いいただけると思います。

街中へ出ると習慣の違いによって、場所によってはトイレットペーパーの備え付けがないことも多いので、ローカルな場所へ出かけていく場合には一巻き手持ち
しておくと便利です。現地の習慣では用が済んだあと備え付けの水を使って洗うことが多く、トイレの横にシャワー形状のものがあったり、手桶を添えたバケツ
に水をためてあることが多いです。使用したトイレットペーパーは便器に流さず、ゴミ箱に捨てるのが一般的です。手桶の水やシャワーで「マニュアル水洗」す
る形状のトイレにトイレットペーパーを流すと紙が詰まってしまう場合があります。

仏教の国で気をつけたいこと(特にタイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー):

  • 女性は僧侶の袈裟や体に触れてしまわないよう気をつけましょう。お坊さんのそれまでの修行が台無しになってしまいます。
  • 人の頭は神聖なものとされているので、頭をなでたりすることは慎みましょう。
  • 足の裏は不浄とされているので人や仏像に足の裏を向けないように。
  • 寺院やパゴダを訪問するときには身だしなみに気をつけ(肌の露出の多い服は避け)、帽子と靴を脱いで参拝しましょう。

 

イスラム教の国で気をつけたいこと(特にブルネイ、インドネシア、マレーシア):

  • イスラムでは左手は不浄とされています。物(特に食べ物)は必ず右手で渡しましょう。
  • 人差し指で人を指すのは失礼とされています。
  • 人の頭は神聖なものとされているので、頭をなでたりすることは慎みましょう。
  • モスクを訪問するときには肌の露出の多い服は避け、中に入るときには帽子と靴を脱ぎましょう。場所によっては男女それぞれ入れる場所が限られていることがあります。
  • 金曜日の午後は礼拝が行われるため、モスク内部の見学ができない場合もあります。

 

公共の場で:

  • 国によっては公共の場では触れにくいデリケートな話題もあります。王室を尊敬し大事にしているカンボジアやタイでは王室に対する不謹慎な言動は慎みましょう。また政治的な話題も、場合によっては居合わせた現地の人に思わぬ迷惑をかけてしまうことがあります。
  • シンガポール、タイでは公共の場での禁煙がすすんでいます。特にシンガポールでは所定区域以外での喫煙やタバコ・ごみの投げ捨て、ガムを噛む等の禁止事項に違反すると罰金対象ですのでご注意ください。
  • たくさんの人の前で怒鳴られたり叱り付けられることを非常に嫌い、侮辱と受け取る傾向があります。クレーム等がある場合、穏やかにかつしっかりと伝えるほうが効果的です。
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