3. 第2メコン国際架橋の完成と東西経済回廊陸路物流

2006年12月、第2メコン国際架橋が完成し、タイ・ラオス・ベトナムを陸路で結ぶ「東西経済回廊」が貫通した。ジェトロ『通商広報』(渡邊郷)では、ラオスの通過貨物に関する通過通関制度について以下のような報告を行なっている。

ラオス政府が2006年1月30日付け関税局通達(No.0582/CD” Directive notice on cross border transit procedure)を発布し、(1)「国境を越える通過貨物」の定義、(2)対象となる貨物の定義、(3)関税その他の税の免除、(4)輸送車両に関するラオス政府規制の遵守、(5)輸送ルート及び輸送中に関する制限、(6)輸送中の車輌故障への対応、(7)申請に必要な書類、(8)保証金に関する取扱いについて定めた。このため、通過通関については、法制度上の問題はないと判断してよい。

輸送関連規制では、車輌の車軸重量制限(Axle load)が問題になっている。ベトナム、タイとラオスにおける車輌の車軸重量制限に関する規制の違いから、通過貨物のラオス国内通行にあたっては、国境地帯で長期に貨物を止められることがありうる。具体的には、ベトナムやタイでは車輌の車軸当たりの積載重量を11トンと規定していることに対して、現在同9.1トンに制限している。このため、周辺国からの輸入貨物を積載したコンテナがラオス国内では重量超過となってしまうため、積み替えや追加車輌の手配などが発生し、国境地帯でのトラブルに繋がっている。しかしラオスの車軸重要制限に関しても既にASEAN域内での制限統一に関する合意がなされており、近くラオスにおける規制も9号線などに限って改正される予定である。

ラオス政府とベトナム政府はデンサワン-ラオバオの陸路国境における貨物検査のワンストップ化を2005年より始め、本サービスの開始によって現在の当該地点税関における通関所要時間はわずか40分に短縮されている。ラオスとタイとの間でも陸路国境(ムクダハン-サバナケット)における通関ワン・ストップ・サービスについても既に両国政府は覚え書き(MOU)に署名をしているが、実現にはしばらくの時間を要しよう。

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