投資機会

ブルネイ・ダルサラームは世界最高水準の安全な国で、生活の質(QOL)も高い。また安定した政治体制、健全なマクロ経済と、優れたインフラ基盤を有する。インフラ面では、教育・医療・交通・通信・法規環境が整っており、高い教育を受けた国民、確個とした規制環境、安定した水および電気の供給を誇っている。こうしたプラスの要素によってブルネイは、潜在的な投資家にとって魅力的な選択肢となっている。

ハサナル・ボルキア国王の命を受け、政府は持続可能な経済成長をさらに力強く推進するために、経済多角化計画に着手した。

概要

2006年の海外直接投資データによると、対ブルネイ・ダルサラームへの流入額は、2005年の4億8100万ドルから2006年には6億8920億ブルネイドルと増額した。2006年のブルネイ・ダルサラームへのFDI総額の内訳は69.9パーセントがヨーロッパ、国別ではイギリスとフランスが最大投資国であった。ASEAN諸国からの投資(総額)は全体の2.2パーセントを占め、国別ではシンガポールが最大投資国。その他の国からの投資は全体の27.9パーセントを占めた。

1. 石油川下産業およびガス産業にみられる投資機会

敷地が271ヘクタールあるスンガイ・リアン工業団地(Sungai Liang Industrial Park:以下SPARK)は石油化学および製造業にとって世界有数の工業団地として開発しており、ブルネイ・ダルサラームの原油や天然ガスといった天然資源の価値連鎖を高めるものである。SPARKは既存のガス加工施設に隣接しており、空港から63キロ、首都から66キロ、ムアラ港(Muara port)から77キロに位置する。SPARKの最初のプロジェクトはブルネイ・メタノール・カンパニー(Brunei Methanol Company・以下BMC)のメタノール製造設備で、完成すれば日量2,500トンのメタノールを生産能力を持つ。

BMCは2006年3月13日に法人格を取得し、三菱ガス化学(以下MGC)、伊藤忠商事およびブルネイ石油(以下PB)の子会社であるPBペトロケミカル社の三社合弁からなるメタノール事業である。
その出資比率はMGC50パーセント、伊藤忠商事25パーセント、PBペトロケミカル社25パーセントである。PBはプライム・ミニスター・コーポレーションを通じてボルキア国王政府が完全所有している。このメタノール製造設備のエンジニアリング、調達、および建設は三菱重工に一任されており、2010年の量産開始計画に合わせて開発が進められている。製造設備の総面積は16ヘクタールとなる。

上記以外のSPARKの対象産業は、メタノール派生品やアンモニアとその派生品に関連する産業である。よってSPARKはメタノールの派生品産業にも立地の機会がある。派生品には酢酸、ポリオキシメチレン(POM)、メタクリル樹脂(MMA)等がある。その他潜在的な投資機会としては、アンモニアとその派生品に関連する産業、ポリシリコン、ウエハーや太陽電池の製造といった代替エネルギーなどがある。

スンガイ・リアン公社(The Sungai Liang Authority:以下SLA)はSPARKのテナントの要件に対応し、許認可を一括して行う。また、インフラ、ユーティリティの整備・建設の契約も行い、共有施設やサービスの運営を行う。

SLAはテナントが施設を使用することを考慮してSPARKのインフラを整備する計画である。そうした整備の手始めとしてBMCの輸出用施設である一点係留設備に着手する。それ以外に将来、官民協力を通じて建設される可能性のある施設は発電所、共有桟橋(common jetty)、水処理施設、特区である。

2. 港湾開発

ブルネイ経済開発庁(Brunei Economic Development Board: 以後BEDB)はブルネイ湾に位置するプラウ・ムアラ・ベサール (Pulau Muara Besar: 以下PMB)を大型コンテナが接岸できるメガ・ポートにすべく開発を進める。現在PMBは約955ヘクタールだが、埋め立て後は2,000ヘクタールの敷地に拡大する予定だ。東南アジア地域で計画されている深海港の中で最も低いコストの深水港であり、深水港に相応しい際立った物理的特徴がPMBには2つ備わっている:

  • PMBには天然の防波堤がわりの砂洲がある。多くの国では悪天候下でも港を安全に保つため多くの資源を割いて人工防波堤を建造している。
  • PMBは深水環境が非常に近く、沿岸3キロから水深20メートルになる。

ブルネイ経済開発庁(BEDB)はこのほど港湾事業者や船会社を含む戦略的パートナーに対してPMBに深水コンテナ港建造にあたり、投資・設計・構築・運営でコラボレーションするための提案を行った。港の開発は段階的に進められ、輸出加工区、石油および化学薬品の貯蔵庫、石油を含むその他川下輸出産業を収容する予定である。PMBは国内外の投資家双方に派生製品産業の機会を提供する。

3. ICT 情報通信技術産業

ブルネイ国際空港のそばに位置する、アンゲレ・デサ・テクノロジー・パーク(Anggerik Desa)に設立されたiセンター(iCenter)は、情報通信技術分野において現地企業や海外企業との合弁企業の推進支援をすべく設立された。iセンターはブルネイ・ダルサラームのビジネス・サービス・クラスターの発展の触媒となることをめざしており、シンガポール国立大学(National University of Singapore)の子会社によって運営されている。

BEDBはiセンターのイノベーションやインキュベーション活動を補完するため、技術協力者らを(collaborators)積極的に巻き込んでいる。その中にはe-ビジネスに特化しているマレーシアのMSCステータスをもつSKALI社なども入る。

iセンターでの投資機会は無線自動識別(RFID)の技術パートナー投資、モバイル・アプリケーション、衛生利用測位システム(GPS)への投資、iセンターにあるインキュベーション・センターの入居企業とのコラボレーションである。

上記3セクターについて詳細情報の問い合わせ先
ブルネイ経済開発庁
The Brunei Economic Development Board
Block 2K, Bangunan Kerajaan,
Jalan Ong Sum Ping,
Bandar Seri Begawan BA1311,
BRUNEI DARUSSALAM
Tel:(673) 223 0111
Fax:(673) 223 0082
Website: www.bedb.com.bn
E-mail: info@bedb.com.bn

4. 金融サービス

金融サービスはブルネイ・ダルサラームの経済多角化計画の戦略的な一部門と目されており、投資機会は銀行業務、ファイナンス、資産運用、投資信託、保険にある。政府は金融業の発展のために好ましいビジネス投資環境を整備し、それによりブルネイ・ダルサラームを更に活気あふれる投資受け入れ先にすべく尽力している。

2000年7月にブルネイ国際金融センター(BIFC)が設立された。その目的は、ブルネイ・ダルサラームを東南アジアの金融サービス、特にイスラム金融、銀行業務、保険、資産運用、投資信託、信託、企業活動のハブにすることである。

2000年から2002年にかけて金融に対する包括的な法案が立法化され、近頃投資家の関心が高まりつつあるイスラム金融や・銀行業務といった特定市場分野(ニッチ)も対象となった。この規制枠組みは地域・国際金融企業にとって、またその顧客である法人、個人にも良い環境を提供する。ブルネイ・ダルサラームの規制機関は比較的新しく、そのため法規は最新であり、柔軟でかつ費用効果の高い活動を実現するべく念入りに練られてある。制定法は資金洗浄(マネーローンダリング)やその他の金融犯罪阻止に関する法も含む。関連施行法は以下:

  1. 2000年資金洗浄令*
  2. 2000年犯罪行為令(収益の回復)*
  3. 2000年国際ビジネス企業令
  4. 2000年国際合資企業令
  5. 2000年登録代理人および信託業務のライセンス供与に関する令
  6. 2000年国際銀行業務令
  7. 2000年.国際信託業務令
  8. 2001年投資信託令*
  9. 2001年証券業務令*
  10. 2002年国際保険業務およびタカフル(Takaful: イスラム式保険)に関する令
  11. 2006年シャリア監督委員会(Shariah:イスラム法)に関する令*

*印は国内外の活動双方に適用される指令

2007年2月、財務省はハサナル・ボルキア国王の承諾を得て、資金洗浄やその他の疑わしい取引に立ち向かうべく金融情報部門(Financial Intelligence Unit : 以下FIU)を設立した。FIUは資金防止洗浄委員会(National Anti-Money Laundering Committee: 以下NAMLC)の協力を得ており、また、オーストラリア金融庁(Australian Transaction Reports and Analysis Centre:AUSTRAC)との連携もある。FIUの設置は国際基準を順守するブルネイ・ダルサラームの決意を反映するものである。このようにブルネイ・ダルサラームは国際的な金融市場関係者がビジネスを展開する足場を提供している。

政治的な安定、ASEAN域内で最大集団の中心という戦略的地の利、包括的かつ確個とした法規制環境、最先端の物理的インフラ、比較的低コストでビジネス運営が可能、といったプラスの要因があいまってBIFCは既に多くの国際金融機関を魅了しており、その数も増加している。これまで多くの認可が発行されており、認可を受けた業種と件数は国際ビジネス企業7,500件以上、国際保険企業3件、国際銀行業6件、投資顧問業7件、資格認定を受けた監査人8名、投資信託業25件、登録代理人および信託業11件である。

詳細情報の問い合わせ先:
ブルネイ国際金融センター
BIFC: Brunei International Financial Centre
Level 14, Ministry of Finance Building,
Commonwealth Drive, Jalan Kebangsaan,
Bandar Seri Begawan BB3910,
Brunei Darussalam
Tel:(673) 383 8747
Fax:(673) 238 3787
E-mail: bifc@mof.gov.bn

5. 第一次産業における投資機会

農業、林業、漁業のGDPへの貢献は増えてきている。第一次資源産業省 (Ministry of Industry and Primary Resources: 以下MIPR)は2023年までに総生産高で45億ブルネイドルを達成するという目標を設定した。農業・林業・漁業・製造業・観光業の分野で、付加価値のある、輸出志向あるいはハイテク企業が投資の優先分野である。

ブルネイ・ダルサラームでは農業で27億ブルネイドル、漁業で4億ブルネイドル、製造業で10億ブルネイドル、観光業で3億5600ブルネイドル、林業で4000万ブルネイドルの総生産高の達成が期待されている。

5.1 漁業

ブルネイ・ダルサラームの一人あたりの水産物消費量は年間あたりおよそ47キロで、鮮魚消費の50パーセントは輸入でまかなっている。漁業は、2023年までに少なくとも年間4億ブルネイドル規模になると見積もられている。きれいで汚染されていない海洋環境、台風など自然災害がない気象環境、食品に関する伝染病やその他現象がない、といった理由からも、漁業に投資をするならばブルネイ・ダルサラームこそ理想的である。さらに言えば、ブルネイ・ダルサラームはマグロの移動経路でもある。

漁業では漁獲、水産養殖、水産物加工品の3つの主要分野に投資の機会がある。

a. 漁獲

特にゾーン3およびゾーン4の漁場の漁獲量レベルが相対的に低い。ブルネイ・ダルサラーム政府は、漁業のGDPへの貢献を高めるべく、漁業への投資機会をさらに広げているがその中でも特に遠洋漁業やマグロ漁への投資機会を広げている。

支援施設や優遇措置以外にも、政府はさらに以下の方策を打ち出している:

  1. 現地企業、海外企業との合弁企業の両方から新規事業者を募る。
  2. 既存事業者が最大限の潜在能力を発揮できるよう技術的な指導や支援を提供する。
  3. 川下の水産加工産業の設立を更に促進する。
  4. とりわけ現地事業者に財政支援枠組み(financial scheme)を導入する。

ゾーン3およびゾーン4の魚獲枠においては、巾着網漁船とマグロハエナワ漁船の操業許可証が取得可能である。

ゾーン3 –沖合 20-45海里の海域ゾーンで、以下条件の大型船舶に海域を開放する:

  1. 60.1-150船舶総トン数(Gross Tonnage : 以後GRT)、351-600馬力エンジン(Horse Power : 以後HP)のマグロハエナワ漁船
  2. 60.1-150GRT、351-600HPのハエナワ漁船

ゾーン4 –沖合 45-200海里の海域ゾーンで、マグロハエナワ漁船およびマグロ巾着漁船に海域を開放する:

b. 養殖事業

水産養殖事業は漁業部門でも最も急速に発展しており、ブルネイ・ダルサラームでは2023年までに少なくとも2億ブルネイドルが見込まれている。養殖業のなかでも、エビ養殖、沖合養殖ケージ、観賞魚、淡水魚の養殖は優先分野である。

エビ養殖場としては特にテリサイ(Telisai)の200ヘクタールの養殖場や、スンガイ・パク(Sungai Paku)にある40ヘクタールのエコ・水産養殖用地が挙げられる。ここではブルネイ・ダルサラーム政府が連絡道路、電気および水道の幹線など基本的インフラや支援設備を提供している。政府は、養殖事業者が適切な技術や魚種を扱えるように、技術検証、開発を行っている。

c. 水産加工品

種類豊富な水産加工品の生産に携わる加工業者や合弁企業が多いにもかかわらず、水産加工分野の規模は比較的小さい。加工品は、冷凍魚、クラッカー、フィッシュ・ボール、フィッシュ・ケーキ、フィッシュ・ナゲット、エビペースト、魚のマリネ、魚の干物などを含む。これら製品は現地の市場で売られ、容易に入手できる。水産加工業をさらに大きなビジネスにするために、海外企業が現地起業家と合弁企業を組成することは歓迎される。

現在、水産加工品の国内市場規模は、持続可能レベルで年間1700万B$と見積もられる。フィッシュミール(魚粉)に対する国内需要もあり、現在1日およそ5トンが輸入されているが、国内での水産養殖業や養鶏業などの成長に伴い、需要がまさに高まろうとしており、さらに拡大、発展する余地は十分にある。ブルネイの深水港に隣接するセラサの水産物センターは、急成長する漁業において、総合的な事業計画を提案する。

ブルネイ・ダルサラームで非常に有名なエビせんべい業界は、今なお成長している。国内外で好評を博しており、海外でも簡単に手に入るようになるだろう。

漁業局は、他の付加価値生産物の開発技術を検証している。例えば活用が十分でない魚の燻製などだ。

詳細情報の問合せ先:
第一次資源産業省 漁業局
Fisheries Department
Ministry of Industry and Primary Resources
Jalan Menteri Besar, Berakas BB3910 
Brunei Darussalam,
電話番号 (673 ) 238 3067 / 238 3068 / 238 3412
ファックス番号 (673)238 2069
Website: www.fisheries.gov.bn
E-mail: bruneifisheries@brunet.bn

5.2 農業部門

ブルネイ・ダルサラームでは、口蹄疫、鳥インフルエンザ、狂牛病の心配はない。ブルネイは、2004年以来、国際動物保健機構の加盟国である。

農業生産、農業ビジネスのあらゆる分野、一次産品生産から食品加工、プロフェッショナルなサービスの提供まで幅広く機会がある。 ブルネイ・ダルサラームでは、鶏肉と鶏卵以外の大半の食料需要を輸入でまかなっている。 農業は食料安全保障の鍵を握るもので、農業局は積極的に農業開発を推し進めている。また同時に、農産品や食糧供給の外部委託を促進している。

a. 第一次生産

第一次生産では、果物や野菜生産、草花栽培業、ハーブ、薬用植物の栽培、家畜の飼養場生産、養鶏生産に機会がある。農道、灌漑、排水、水や電気の供給などの各種農業インフラが、事業主の農地開拓の為に提供されている。

野菜や果物の生産は、国内需要を満たすいまだ収益性の高い事業である。
ハイテク農家や近代技術への投資によって生産性を高め、さらに利ざやを増やすことが可能だ。

ハーブや薬用植物の栽培には商機が大いにある。これらの植物の一部は既に国内・地域ブランドとなっているが、農業経済的規模ではまだ活用されていない。事業投資家は、ハーブクッキーや、トニック飲料などの新たな健康食品を作るにあたり、イノベーションを発揮出来る。

ブルネイ・ダルサラームの草花栽培業は、規模はそれほどでもないが、着実に発展している。利用可能な施設は、国内市場や、大きな利益の見込めるグローバル市場に、投資家が参入する素晴らしい機会を提供する。広範なビジネスネットワークを有する投資家は、ブルネイで事業展開し、海外にも製品を輸出するために、政府から提供される各種インセンティブを利用すべきだ。

家畜産業は養鶏業、特に、ブロイラーと鶏卵の生産が主である。ブルネイの農場のケージ飼い(クローズ・ハウジング・システム)は養鶏業の生産効率を高めてきた。ブルネイはいまや、鶏肉と鶏卵を自給自足できるようになった。

現在、反芻動物(畜牛、水牛、乳牛、ヤギなど)生産はいまだ非常に少なく、需要の大半は輸入でまかなわれている。飼養場(フィードロット)システムはブルネイでの蓄牛、水牛生産への機会を提供する。ブルネイでは蓄牛、水牛以外に、国内市場に新鮮な牛乳を提供するため、フリージャン(=ホルスタイン種)の乳牛が飼育されている。

b. 第二次生産

農業関連産業における第二次生産においても、投資機会は豊富にある。例えば、肉製品の加工、再加工、鶏卵加工、穀物製粉、フルーツシュースやコーディアル飲料(水を加えて飲用する果物シロップ)の加工、薬用植物やハーブを使用した薬品の製造、また動物医薬品、生物製剤の製造などである。

加工業界、特に食品、鶏卵加工業は、投資家に大きな機会を提供する。輸入原材料は、付加価値をつけて国内市場やBIMP-EAGAやASEANのような地域市場向製品に加工が可能である。新鮮な鶏卵は乾燥全卵、乾燥卵白、乾燥卵黄、液体卵などの半製品に加工出来る。そのような加工品は扱いやすく、長期保存が可能である。そのため、新鮮な全卵では通常アクセス不可能な、遠くの市場に深く浸透することも可能だ。ASEAN地域は、鶏卵の加工製品15万トンに対する潜在需要がある。これは、5億人の人口の3%が1人当たり、10キロの鶏卵を消費することから推測している。

鶏卵業界は、およそ800万の産卵鶏を有する近代的な産卵鶏農家、列形鶏卵加工工場、飼料製粉などの垂直統合への最高の機会を提供する。

ブロイラーと産卵鶏合わせて3000万羽おり、国際的規模の飼料工場設立も可能である。クラスター開発のコンセプトのもと、飼料製粉、種油抽出、製粉業を統合することが可能となる。ゆえに、鶏卵加工の発展は、作物加工産業、特に製粉業と食用油の抽出業の発展に有益な連鎖的影響を与える。ブルネイ・ダルサラームでは、製粉業や食用油の抽出業を支えるために、穀物や油、種子をアウトソースできる。この点で、農業系資源を有する多国籍企業は、製粉業、食用油抽出業、飼料製粉業で機会を見出すだろう。

第一次・第二次農業関連産業以外に、サービス業にも大きな機会がある。経済界や消費者は、マーケティング業、獣医業、獣医関連製品や農産品取引における専門的なサービスを求めている。これらプロフェッショナルの開業、創業は、ブルネイで歓迎される。

c. ハラル製品の機会

2007年に始まったブルネイ・ハラルブランド・プロジェクトが、国内外に投資の機会を提供している。そのプロジェクトは、ハラル認可サービスを通じて、ブルネイとパートナー国との2国間関係を強化する一方、合弁事業や海外直接投資の機会を提供している。世界に20億人近く存在する、イスラム教徒の人口増加の現状からかんがみて、貿易業には大きな可能性がある。現在、ハラル産業は全体で推定5600億米ドルの規模があり、ハラル食品産業だけでも、1500億米ドル規模と推測されている。

ブルネイにおける投資の為のアグロ・テクノロジー・パークとして、263ヘクタールの土地が現在開発中だ。この公園は、ブルネイ・ハラルブランドにおける活動を支援することになる。研究活動の場を提供し、合弁事業や海外からの直接投資を通じて、産業の発展やサービスを支える。“ハラルサイエンスセンター”も同パーク内に設置されることになる。

詳細情報の問合せ先:
第一次資源産業省 農業局
Agriculture Department
Ministry of Industry and Primary Resources
Old Airport, Berakas
Bandar Seri Begawan BB3510
Brunei Darussalam
電話番号 (673) 238 8000
ファックス番号 (673) 238 2226
Website: www.agriculture.gov.bn
E-mail: info@agriculture.gov.bn

観光業

観光業は、ブルネイ・ダルサラームにとって新しい産業である。国内市場、地域市場、国際市場が既に存在し、更なる発展のために活用できる。ブルネイの保存状態の良好な自然は、簡単にアクセス出来るエコツーリズムを提供し、一層発展する余地があり、エコツーリズムや、ヘルスツーリズムに対し高まる人気にも対応している。静かな、どこまでも続く海岸線は、近隣地域の混雑して商業化されすぎたビーチリゾートのかわりに、嬉しい安らぎの場を提供する。事業や投資の機会は以下の分野にある。

  • ホテル、リゾート
  • レストラン
  • エコツーリズム、レジャーツーリズム
  • アグロ・アクアツーリズム
  • 現地地上手配
  • ヘルスツーリズム
  • クルーズツーリズム

詳細情報の問合せ先:
ブルネイ政府観光局
Brunei Tourism Board
Jalan Menteri Besar
Bandar Seri Begawan BB3910
Brunei Darussalam
電話番号 (673) 238 2832
ファックス番号 (673) 238 2824
Website: www.tourismbrunei.com
E-mail: info@bruneitourism.travel

優先産業リスト

第一次産業

農業

  • 養鶏業
  • 野菜、塊茎、根菜類栽培
  • 果物栽培
  • 畜産農業
  • 草花栽培/その他観葉植物
  • 植栽材料の生産
  • 米やその他穀物類の栽培
  • ハーブやスパイスの栽培
  • 飼料作物や飼料成分の栽培
  • 薬用植物の栽培

漁業

  • 捕獲漁業-沖合漁業/沿岸漁業
  • 水産養殖-甲殻類動物(かに、えびなど)
  • 水産養殖-魚類
  • 鑑賞魚の孵化、育種、または養殖

林業および木産物

  • 木材プランテーション
  • 非材木林産物
  • 森林再生

一貫生産・加工

農業

  • 飼料作物および飼料成分の栽培と加工
  • 養鶏業と鶏肉食品加工
  • 観葉植物の栽培、加工(切花およびその他の茎葉保存)
  • 果物の生産、加工
  • 畜産経営・加工
  • 米やその他穀物の生産、加工
  • ハーブやスパイスの栽培と加工
  • 薬用植物の栽培と加工
  • コーヒーの栽培と加工

漁業

  • 低価格魚の高付加価値製品への加工
  • 便利な水産加工品
  • 水産養殖の飼料

林業

  • 木製品の加工と処理
  • ラタン、樹脂、ガムなど木製品以外の加工
  • 家具や取り付け具
  • 一貫木材工場 

食品、乳製品、飲料の製造

  • コムギやメスリンのひきわり粉や小麦粉
  • 鶏肉や牛肉の加工食品-缶詰製品、レトルト食品等
  • ソーセージやその他鶏肉、牛肉加工食品
  • 乳製品、飲料
  • 砂糖菓子類、その他調製品
  • チョコレート、その他ココアやチョコレートを使った調製食品
  • ドライフルーツ(人工的に乾燥させたものも含む)
  • スナック食品-海老、魚、イカ
  • 魚の加工品-フィッシュボール/フィッシュケーキ(さつま揚げ)、缶詰製品、レトルト食品等
  • その他魚の加工品-乾物、塩漬け製品、燻製、保存食品
  • 冷凍魚 (一尾まるごと、切り身) 、冷凍魚(調製品)

シリカ製品の製造

  • シリカ製品の加工と製造

粘土製品の製造

  • セラミック製品
  • 陶器

金属製品の製造

  • 金属製品の加工と製造
  • 保管用および輸送用メタルコンテナ
  • 線材製品
  • 釘、ねじ、ナット、ボルト、リベット、その他鉄や鋼、銅で出来た同様製品
  • 工具、工作機械
  • 衛生・給排水・空調・照明工事用固定具および取り付け具

非金属製品の製造

  • 石灰、セメント、加工建材
  • 耐火性建材
  • 鉱物製品

アパレル製品の製造

  • アパレル製品

織物工場製品の製造

  • 合成繊維、再生(人造)繊維
  • フロアカバー/敷物、タペストリー等
  • ゴム材料
  • プラスチック素材、再生セルロース、人工(合成)樹脂

革製品の製造

  • 履物類
  • その他革製品

電気製品、電子機器、器具の製造

  • 電力機械とスイッチギヤ
  • 医療用電気器具、X線装置
  • 通信機器
  • 家庭用電気機器
  • 配電用装置

印刷業

  • 印刷物
  • 看板、広告

化学製品の製造

  • 顔料、塗料、ニス、関連製品
  • 化学材料、その他化学製品
  • 化学肥料
  • 医療品、医薬品
  • エッセンシャルオイル、香水、芳香材料
  • 石鹸、洗剤、および研磨剤
  • 無機薬品、酸化物、ハロゲン塩

造船所

  • 保守整備

その他の製品

  • 乳母車、玩具、ゲーム、スポーツ用品
  • 宝石、金、銀細工
  • 旅行用品、ハンドバック、その他同様な製品
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