微笑みのアセアン諸国 (OFFICE YAMA 山 義則 氏 、人材育成コーディネーター)

2009年12月9日

 私はアセアン諸国に観光専門職者を対象に接遇トレーニング講師として毎年何度か訪問している。毎回訪問して感動するのは、各国民の笑顔が素晴らしいと感じる瞬間である。我々訪問客が到着時で一番大切なのは最初に接する空港イミグレーション職員の第一印象だ。アセアン諸国で印象が良いイミグレーションはミャンマー以外ないと云っても過言ではないだろう。全て女性職員が笑顔で迎えてくれる。他国ではこれを“やらせだ”と云うが訪問客には関係ない。他国の空港の職員は典型的公務員的対応で印象が非常に悪い。某世界遺産で有名な都市のイミグレーション職員は観光客より自分の威厳を保ちたいとの言動がありありと感じる不快な空港で未だあまり改善がされていないのが残念である。しかし、その不快なセクションを通過するとその国の微笑みにあふれた観光専門職者がお出迎え。特にタイ人のワイの出迎えには感動と照れくささを感じる。

 国際機関日本アセアンセンターの観光関係の従事者に対する研修事業は日本政府のODA(政府開発援助)で行われている。アセアン諸国を訪問してこの日本のODAを自国の国民に目立って広く伝えているのがラオスとフィリピンだ。特にラオスは空港や道路に畳二畳分の石碑に両国の国旗と日本からの援助で作られたことを英語で記載されている。正に我々日本人には感動的である。

 そこで、私が感じたアセアン諸国を紹介したい。まずは、タイ王国はアセアン諸国でも美人が多い国。敬虔な仏教国で王様を敬愛する国民。シンガポールは何事も完璧すぎて全体的に愛のない国に見える。マレーシアはイスラム教国だが人種差別が見られないで国民全体が自由に感じる。また、マレーシア中国人ツアーガイドの平均七ヶ国語話す語学力には驚く。フィリピンは国民全体がラテン系の乗りで非常に明るい。講師としては至福のひと時を経験できる。国民は日本のODAに感謝して親日的である。カンボジアはポルポト政権で苦労した人達が多く勤勉な国民性である。ベトナム人は自尊心があり自主性がある。しかし、意外に指示を守る国民でもある。ラオスは日本の文科省の奨学金制度で留学生が多い。空港・道路には日本のODA表示をメインに掲げている位、親日的で好感が持てる。ブルネイは娯楽が少なく禁酒国の小さなイスラム教国だが国民全体が裕福である。インドネシアは世界最大のイスラム教国だが、人気のバリ島だけがヒンドュー教と驚きで、日本からのODA最大配分国。そして、ミャンマーは国民の性格・笑顔そして、観光地は素晴らしい。アジア仏教のお坊様でミャンマーのお坊様が一番信頼有るとも云われている。一方、接遇トレ-ニングにおいてもアセアン諸国の受講者は真剣に我々の話を聴講し、実行しようという向上心が見られる。

 以上が私のアセアン諸国の見解だ。同じアジア人として各国それぞれの文化・風習や気質が異なるが、たとえ貧しくとも国民の笑顔、微笑みは世界一である。また、世界の観光地として世界遺産もインドネシア七箇所、タイ・フィリピン・ベトナムがそれぞれ五箇所、マレーシア三箇所、ラオス・カンボジアがそれぞれ二箇所と見応えがある。更に、ホテルは欧米のホテルよりハード・ソフト共優れており、食事も自国料理が豊富で観光地として最適な地域がアセアン諸国である。

正に“百聞は一見に如かず”だ。

(written by OFFICE YAMA  山 義則 氏 、人材育成コーディネーター)
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