ASEANと日本の関係
日本とASEAN、パートナーとしてなくてはならない存在
日本とASEAN の経済関係は、近年ますます強くなってきています。日本の2007 年のASEANとの貿易総額(輸出+輸入)は、20兆円以上にものぼり、全体の13.0%を占めています。一方、ASEAN にとっても日本は中国やアメリカと並ぶ最大の貿易相手国で、2007 年は貿易総額の10.9%を占めています。
貿易構造も大きく変わってきており、相互依存関係はさらに深まっています。かつては日本がASEANから原材料や農水産品を輸入し、製品をASEAN へ輸出するという構造でした。しかし1980 年に輸入額の1 割にも満たなかったASEAN からの製品輸入比率が、2007年には、エレクトロニクス、機器、繊維などを中心に54%にものぼります。
投資面でもASEAN は重要な位置を占め、日本にとってアメリカや中国と並ぶ投資先です。ASEAN諸国も、海外からの直接投資の流入をバネとして、目覚しい経済発展をとげ、産業の高度化が進みました。2007年には、約4,500の日本企業がASEAN 各国に進出し(日本商工会議所の調べ)、約11 万人の日本人が住んでいます。

ASEANへは年間370万人以上もの日本人が訪れている
ASEAN の国々には、美しい自然や世界遺産に登録されている遺跡など魅力あふれる観光地が数多くあります。また、日本との時差がほとんどないことから、気軽に海外旅行を楽しめるスポットとして人気があり、年間370 万人以上の日本人が訪れています。ASEAN にとっても観光は重要な産業であり、観光客を受け入れるため、ホテルの整備やガイドの日本語教育など、さまざまな取り組みが行われています。

ASEANにとって日本は、最大のODA支援国
日本の政府開発援助による協力先は、世界160もの国や地域に広がり、途上国の経済成長を進めるとともに、貧困の削減を支援しています。2006年のASEAN 地域への協力は日本のODA全体の9.4%(7億ドル)を占めています。ASEAN にとって日本は最大のODA 支援国であり、学校や病院の建設、生活基盤の整備、遺跡の修復など幅広い分野で協力しています。
近年は、域内格差是正を目的として、ASEAN 新規加盟国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)及びタイを対象とするメコン地域開発と人材育成に力を入れています。


